三文判と署名
家に郵便が届き、不在の際には郵便局へ不在連絡表を持って手紙を取りに行く経験をしたことがある人は多いと思います。その際に身分証明書、つまり本人である証明とともに印鑑が必要です。私は何度か郵便局で印鑑のない人が局員ともめているところに出くわし、仲裁をしたことがあります。
三文判というのは100円ショップでも売っているような判子のことですが、苗字の変わった人や外国人の人は簡単には手に入りません。印鑑も一般的には5文字までの漢字を彫って作るところが多いです。三文判は苗字と同じ漢字の物で、荷物の受け取りなどに使われます。ただ三文判はあくまでも簡単な印鑑であり、本当にその人のことを証明する必要のある場合には実印といわれるものがあります。車を買ったり、家を買ったり、電話の売却やローンを組んだりするときには印鑑証明書が必要になり、印鑑証明書というのは実印がないと出来ません。だから本当にその人であることが大事なら実印でまた印鑑証明書がないといけないとは思うのです。 実際にはそこまで厳密な印鑑(実印)ではなくて三文判で良いというレベルなのですから、家に配達に来てたまたま外にいたときなどは署名で良いと言われることがあります。署名の方が本人がまさにするのですから証明にはなると思うのです。 ですが、郵便局で不在の手紙を受け取るときは「印鑑」を要求され、何度か印鑑を持ってこないと渡せないと言われて困っている外国人に会いました。外国人が印鑑なんて持っていることはないのです。銀行口座も署名があれば作れますから印鑑は必要ありません。 印鑑なんて他の人が買って押したってわからないのです。よっぽど印鑑が押してあるからという方が怪しいと思います。それでも日本では印鑑が大事みたいです。 局員の人には「外国人のかたですから印鑑がないそうなのでサインではいけないのでしょうか?」って聞いてあげています。「もしも印鑑ということなら作らないといけないから出来上がらないと受け取れないということですか?」って聞いてしまったこともありました。いつも「きまりですから」という返事しか戻ってきません。お金を払って何かを送ってきている人がいて、たまたま家にいなくて郵便局へ取りに来たらそんなことでは。。。宅急便のほうが良いなぁと思ってしまいます。 でも何故なのか、民営化されるのに。。。郵便局だけは宅急便サービスと同じ事がドンドンできるようになり、殆ど同じ名前で同じさービスを提供しても問題ないのです。でも宅急便では信書などは送ることが出来ません。つくづく要らないきまりが沢山あるなぁと思います。 三文判と署名。 私たち日本人は三文判については慣れていますが、署名の方は抵抗があるかもしれません。 でも署名はその人を特定するためには筆跡鑑定だってできるので三文判よりも本当は良いのかもしれません。
by saint_etoile
| 2007-06-19 09:35
| 生活
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